朝靄

渡逢 遥

何かに釘付けになっている人がいた

その人は誰だったのか

何を視ていたのか

どんな顔をしていたのか

何一つ思いだせないのに

ただどうしようもなく懐かしくて、甘苦しくて

私はその情景に いつまでも釘付けになっていた

朝靄

朝靄

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2021-01-12

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