花鳥風月

 よく視てみれば残滓の音と、花月の香りにみちている。なにもない、故に華やかだ。ただ別れ続けることが孤独の本懐で、一切は過ぎゆくのみだ。風も、気持ちも。たとえ生まれ故郷から出たことがなくても、生きるということは旅をすることだ。今日も誰かの影が、別のどこかで立ち尽くしている。

花鳥風月

花鳥風月

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-01-07

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