移住計画について

暁烏さん。

移住計画について

涙に似合う擬音語を探し続けて早数百年。体内を換気するのも面倒なほどにつ枯れてしまった。見失わない程度に暗くなって。きみが地球から逃げていく夢を見た。移住計画。建築そしてローン。やがては解体される運命の火星。
原子核になって放射能を持って、四次元慟哭に命揺らして。きみとは永遠に交差しないまま、平行線ばかり夜に並ぶと、流星群みたいできれいだって人類が誤解するんだよね。地軸よろしく引き延ばされただけの不完全極まりない人体にいったい何を期待する? 拒絶されてなんみんぐらし。不格好な皮膚に囲まれてとってもしあわせだ。いっそ母性で殺しにこいよ。いっそ真綿で首くくって死ぬまでのあいだ心拍数ずーっと数えとけよ。薄情者たちの朝がきた希望の朝だ。死ななかったし、獣にもなりきれなかった。今や地球の独裁者。いつかは火星の薦被り。涙どろどろ。SFに歓迎されながら、原子核に還元されながら、それでも望まずして必要以上にでっかい177センチの身長ならば、火星かどこかに赴くしかないのさ。
ヒャッハー!

移住計画について

移住計画について

いっそ母性で殺しにこいよ。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2021-01-06

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