残光

駐車場からみえる、枯れていくビルの群
さっき買ったコーヒーがもう冷たい
だれかのバイクの音がこの辺を揺するみたいに
鳴り響いた
そのバイクのライトが一瞬
僕の眼を引っ掻いて

残光が焼きついた

空が朱く光って

なにもかもがぼやけていたんだ

残光

残光

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-12-31

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