紙片

紙片

今しがた着地した落ち葉が
混ざってわからなくなるように
君との思い出も
夢と見分けがつかなくなった

人はどんなに大切な事でも
忘れて生きていけるみたいだ
水と空気と食べ物があればね

十年後
今大事なものを失くしても
俺は普通に生きてるのだろう
死ぬ勇気もないしね

さよなら人生

紙片

紙片

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-12-26

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