第二章 愛は清純

全てを粉砕した挙げ句、
目にするものはこの世の礫。
僕が僕であるということ以外に、
生きている意味は君に幸せを与えられるから。

ねえ、どうしたらいいと言う君よ、
もう、なにも言わなくていい。
これからは、僕が守ってあげよう。
いつも通りの日常に酔いしれた、
僕は今、未だ君のまま。

夢と現実も混沌の傍ら、
行き着く先は人生の果て。
君を好きであるという言葉以外に、
伝えられる真実は僕は以前君だったと云う話。

ああ 愛していると言う君よ、
もう、何も考えなくていい。
これからは、君の側で歩こう。
いつか誰かの約束を破り捨てた、
当てつけのような、永遠の誓い。

目を開けられない、昼間の光が射し込み、
目も当てられない、過去と未来を、迎えにいく。

さよなら、さよならと。

第二章 愛は清純

第二章 愛は清純

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-12-21

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