第一章 夢の行方

何かをしても、何もしなくても、時は過ぎるし、
何かをしても、何もしなくても、人は死んでしまうとしたら、
有限の世界の中で、ただ一人、生きている君は、
自分にとって今、必要なことをすれば良いから、
無理をして、常識を歌わなくてもいいんだ。

何かと病んだり、雨も止まないし、現実は仕方がない。
だからこそ、人一倍、自由を信じ、少し先を眺めながら、
愛し続けたものを幸せにして、突然、涙を流したことも、
明日には忘れて、夢を見ていればいいから、
暗く、深く、考え過ぎなくていいんだ。

最初から、最後はある。
僕らが待つべきものは、不安や恐怖じゃない。
淡く、時が止まったような空の下で、君と会いたい。

何かを考えても、何も考えなくても、命は尽きるし、
街で働いても、家で寝ていても、夢を見ていればいい。

第一章 夢の行方

第一章 夢の行方

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-12-21

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