十二月

黄土色散っていく
地面に、馴れ合った
青春の日々

冷たい風がさらっていく
マフラーに吸いこまれる
私の呼吸

終わりなのかはじまりなのかわからない

今、私の頬をさす
凜とした痛み

それは確かで

十二月

十二月

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-12-21

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