花野 尋
黄土色散っていく地面に、馴れ合った青春の日々
冷たい風がさらっていくマフラーに吸いこまれる私の呼吸
終わりなのかはじまりなのかわからない
今、私の頬をさす凜とした痛み
それは確かで
十二月
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