遥か

自転車をおして歩く
遊歩道
風がすりぬけた
私ごと

なびいた髪が延びていく
変えたばかりのシャンプーの香り

たとえ私がわたしじゃなくなっても

なんてことを考える

遥か、未来

木々のすきまから射すひかりに

今は目を細めてる

遥か

遥か

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-12-18

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