秋のフリークエント

声に出して たからかと歌う正義は好きじゃない
だって 君もまた 僕と似たようにどっかいびつな形をしてる
ただ、それだけだから
君に痛い言葉 僕に沁みる言葉 みんな違う 全然
でもさ 違うとこに響いても 結局ほんとは同じ痛みなんだけどね

自分では痛いって言ってるのに 誰かがどこかが痛いってさ、って
泣いてる声に冷笑を浴びせる
そんな大人に ああ なりたくないなって子供のころ思ってたりしてたけど
正論じゃ気持ちは満たない じゃあ 僕のこの気持ちは? って
答えを求めてしまうとき 大人になって むしろ幼稚になった気がしたりして

みんな違う周波数で生きてる
なのに 一つになった気がしたり 置いてけぼりや
勇み足に憤ったり
でも、ちょっとずつ波長を合わせて生きてるから
僕たちは一緒にいられるんだな
絶対に一つじゃない
でも一つ一つが感じ合うから
一つになろうと出来るんだ
たぶん、だったら僕は君が好きだって言えそうだ
一つになろうとするから争って闘って疑ってくんだな
それをしなくなったら僕らは一人一人 またさまよう 
手探りで
違う周波数で生きてる
でも君と二人
ずっと君と僕なんだ

秋のフリークエント

秋のフリークエント

秋に色々感じたことがあって。詩を書いてみました。フリークエント、周波数って意味で読んで頂ければ。誰とも嘘みたいに上手くいくとき、ドツボに上手くいかないとき、なんでかあったりして。そんな時は周波数合わないときって思ってみようと考えてみたり。いつか上手くいくし、上手くいってるときはたとえだめになってもって感じで生きてます。今読むと、ううっ、なんかミスチルみたい。恥ずかしい。けど載せます。良かったらみてください(´Д`)

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-11-20

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