おわりⅡ
おわりⅡ
初めに言があって、言は神とともにあって、いや、言が神だったかもしれない、だからこの情景には詩が吹雪いている、作家たちの亡霊に殺される夢に、また殺されかけていた。逃げてしまいたい、深夜。
元気なんだと独り言ちて、でも誰が元気なのかはわからなくて、とりあえず地球上の誰かが一人でもいいから元気でいれば、それは正解なのだ。パリピな詩ん臓に振り回されっぱなしのぼくが、やがては地球に環を描く。どくどくと、ばくばくと、そのまま詩にたい。元気なのかゆううつなのかがわからない。はじまりとおわりがわからない。日本語に爪弾きにされれば、明日は細切れの空♪ 日本語に詩ねって言われたから、今日は引きちぎりの空♪ 元気なのかゆううつなのかもわからぬまま、譫妄だって喚き散らして、譫妄じゃねえよバカがって誰かが言う。病名を。ぼくが詩る限りの病名を、ここに!
おわりⅡ