心臓
忘却
それはしようと思って出来るものではない
それは小さな自分の殺害なのだ
あるいは小さな自分の追放なのだ
私は一つの構造体
螺子のすべてが心臓なのだ
その心音に耳を傾けた時
私は自分を許す契機を与えられているのだ
私は自分の腕が錆び、脚が錆び、
身が軋む音を立てたとしても
その悲鳴ごと 私という運命を受け入れるだろう
心臓
忘却
それはしようと思って出来るものではない
それは小さな自分の殺害なのだ
あるいは小さな自分の追放なのだ
私は一つの構造体
螺子のすべてが心臓なのだ
その心音に耳を傾けた時
私は自分を許す契機を与えられているのだ
私は自分の腕が錆び、脚が錆び、
身が軋む音を立てたとしても
その悲鳴ごと 私という運命を受け入れるだろう
心臓