このまま

このまんま、椅子が揺れ続けてあの子が落ちちゃいそうになって、遠い風から秋の匂いがして、ゆきちゃんの優しい香り、昔から変わらない香り、ブランコから落ちちゃいそうなそのくらい大きな揺れで、「ゆきちゃん、背中が曲がってるよ。」一生懸命しがみついても、今にも前から落っこちそうで。「大丈夫。あとちょっとだけ。」忘れられない思い出がずっとそこにあって、ゆきちゃんは一生懸命忘れようとしてるみたいで。

このまま

このまま

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-11-27

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