赤き光 章子 西側の小窓家々の間を縫って紅色が届くあがくような赤夕日の最後の光家の 建物の隙間をくぐり抜けて一直線にここまで辿りつく私の内から漏れ出る光も一心に伸びていってはるか彼方へと誰かへと届くといい 赤き光