赤き光

西側の小窓
家々の間を縫って
紅色が届く
あがくような

夕日の最後の光
家の 建物の
隙間をくぐり抜けて
一直線にここまで辿りつく

私の内から漏れ出る光も
一心に伸びていって
はるか彼方へと
誰かへと
届くといい

赤き光

赤き光

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-11-26

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