ジイシキカジョウ

章子

流せないで
ジイシキカジョウ
わらわらと
無駄なものをくっつけて
生きている

丸裸の木
葉は落ち切り
木はそのままの姿で立つ
菊の花が花火のように
咲き誇る
何もしないで
ただぬくまって
まるまって
初冬をやり過ごす

まるまって
こもって
すべてをやり過ごせたなら
いいのに
言いそこねた言葉
言い過ぎた言葉
さいなまれる過去
すべて流して忘れられたらいいのに

ジイシキカジョウが
わらわら私に貼りついて
わらわらわらわら
対応し切れずこうしている

ジイシキカジョウ

ジイシキカジョウ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-11-24

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