隣には寂しさが

章子

隣には寂しさだけがあった
寂しさと寂しさが寂しさに
君だけが我の友

寂しさは
心に穴を開け
隙間風が入り込んできた
やがてブラックホールのようになり
すべてを飲み込んでしまった

おいしいものも
楽しいテレビの番組も
繋がりも
何もかも
飲み込み
寂しさは
塗りつぶしてしまう

ただ
コトバを重ねる事だけが
救いの道

コトバコトバコトバ

寂しさよ
そばにいても
ぬくもらないね

隣には寂しさが

隣には寂しさが

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-11-17

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted