我ありて汝らに告ぐ

はるのいずみ

声なき意志あるいは意識はこう伝えた

我はこの地上に存在する汝らすべての一人一人の心の中に

分け隔てなく、余すところなく、我の分身を分け与えた

それは汝ら一人一人が我と同じように全知全能の力を

その心の中に得たことを意味する

それは汝ら自らが一粒の種を土中に埋めれば

そこから芽が現れ成長し花が咲きやがて結実するように

心の命じるままに行動すればかなわぬものはない

地上を希望と幸せに満ちた楽園に変えようと思えばそれが実現し

憎悪と破壊に満ちた地獄となるよう望めばそれが現実となる

もしも今汝らが生きる世界がどのような状態であれ

心から願い行動すればそれを如何様にも変えられるのだ

よって我は何もしないで汝らを傍観しているのではなく

汝ら一人一人に自ら望む未来を拓くこのような力をすでに与え

巣を離れ親元を離れて大空に飛び立つ我が子を見つめる親鳥のように

常にその行く末を見守っているのである

我ありて汝らに告ぐ

我ありて汝らに告ぐ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-11-15

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