その足跡が消えないうちに
心の奥底で
ひしゃげた紙には何も書かれていない。白紙。
答えなんか最初から用意されていないことを象徴する、白紙。
時にはわたしを慰め、時にはわたしを傷つけ苦しめる、白紙。
笑えない日々を笑い飛ばせる日は
わたしのことを待っていますか
きっと気づいていないだけで
わたしがもう、追い越してるんだろうな。
あしたの予定はあした立てよう
いまはきょうを 生き切ることだけ考えよう
たぶんあしたも きょうと同じになるかもしれないけれど
白紙の地図を片手にわたしは
明滅する標識をたよりに どこまでも進んでいこう
どこまでも愚かになってしまおう
でも、誰かがわたしのことを追いかけてきたら、そんな物好きがいたら
わすれていたことを思い出したような、それこそ愚かな顔をして、立ち止まらずに振り返って、そっと微笑んであげよう。
その足跡が消えないうちに