星になりたかった
惰性で書いた暗闇に
きみはいつしか殺される
ここから眺める情景は
きみをもう 感傷的にすらさせてくれない
哀しみが足りない。
自分を認めるために
僕はどれだけ 自分を傷つけることが出来る?
きみをきみ自身から守るために
僕はどれだけ きみに傷つけられることに耐えられる?
本当の敵も味方も自分自身だったんだと
どれだけの人間が気づかずに死んでいったのか
なあ、きみは
自分より美しい正義に殺されることに
執着する人間の気持ちがわかるか?
僕はただ、僕を圧倒的に傷つけてくれるものが見たかった
僕と同じように執着している人間を、愛したかっただけなんだ。
星になりたかった