悪夢 ③

某ハウスメーカーから、クリスマスカードが届いた。
先日のお詫びに・・・とのことで招待状が同封されていた。
先日のお詫び?ああ あのヤマト映画の件か・・。
俺は、もうすっかり忘れていた。正確には、忘れようとしていた。

度重なる失礼をお詫びし特別企画のパーティへの招待であった。
企業にとっては、俺がパーティに参加することで円満解決としたい。
実に日本企業の基本とでも言えるやり方である。

おおっ メイサが来るではないか!
招待状に愛しのメイサの名前が書いてある。
二度騙された俺は、役所の名前がないか確認した。
無い!今度こそ メイサとパーティだ!

早速、参加の意向を先方に伝えた。
明日のパーティまで待ちきれない思いで潰れそうだ。

悪夢 ③

文中に登場する団体・個人は、実在したとしても 本作品とは一切関係ありません。
あくまでも 作者の悪夢を書き綴ったものです。

悪夢 ③

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-11-17

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted