悪夢 ②

我が家に先日、ダイワウーマンがやってきたと話したことがある。
正確には、役所のダイワウーマンだったと。


その後、某ハウスメーカーからお詫びということで映画のチケットを
いただいた。配役が舞台挨拶に来る限定チケットとのことだった。
「宇宙戦艦 ヤマト」だ。
なるほどなぁ・・・・。「大和」と書いて「ヤマト」と読む。
メイサも出ているではないか。やるなぁ~~~。
(はっきり言おう!俺は、かなりの期待と欲望と妄想に飛び込んだ)



壇上に人影が現れた。あの男は、歌手だがTVドラマでよくみる奴な・・。
メイサは?まだか?
ん?あの髪は・・・・・・役所!!!
なんで 役所がここに・・・?



悲劇は、再び始まった。
大画面のスクリーンに役所の大きな顔が・・・ドアップ!に。
「波動砲 発射~」役所のドスのきいた声が館内に響いた。
それに続けて激しい光と音が・・・敵艦が爆破していく。
俺にとっては、長い2時間ほどの上映だった。



館内の人々は、興奮して語り合う人 感動に涙する人 様々である。
もちろん 俺は、失望の中 劇場を後にした。

悪夢 ②

文中に登場する団体・個人は、実在したとしても 本作品とは一切関係ありません。
あくまでも 作者の悪夢を書き綴ったものです。

悪夢 ②

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-11-17

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