虚無と空気
今日という日が日没とともに終わった。
仕事が終わったかもしれない、
生徒は学業で、
受験生はこれから、第二の修行に、
少しばかしの息抜きと、
ログボを開いて,
宝物の結果に一喜一憂するもんさ、
私の場合は未完にさせた作品に、
大衆を気にして殺したことに
罪悪感を感じてしまう
いや、暇ではない、
いな、暇人ではない、
俗世から離れて堕落の限りを尽くす
無職人ではない、
だが、その無職人の持つ時間と夢に憧れを
抱いてしまっている自分が心の底にいることに
あたしゃあ恐怖を抱いているわけですわ、
と言えるのも、ここがなにもないわけだから、
言えることで、口に出していやぁ、
眉を潜めるもの多数、挙げ句の果てに
逮捕されて、ニュースに上る独り言、
ざっとした胸の内にしまって、
誰かを傷つけたりする前に、
あんさんは、生きるために書くことを
すべきではないか?
悩んだら書こう、悩んだら書かないのなら、
さらにあんたを苛めるだけさ、
お前さんには言ってねぇ、
読んでるあんたにもだ。
自分のために書くっていうのは、
お金にはならねぇ自己問答、
その禅問答のような記述が役に立てたらいいのになって思ってたら、いつの間にか本になったらいいのにな、だが、ならない、ならない涙、濡れるほどのことでもないのにな、さほど、気にするほどでもないけれど、どうしたって、書いた自分が、殺されたように、思えて、落とされたように、思えて、嗤われているように、思えて、泣けてくるんだなぁ、どうすりゃあいいか、媚を売りゃあいいのか、「大賞受賞作家」と名を偽って書いてみるのか?だが、本当の真実ってのは神様が見てるんだなぁ、結果的に嘘はばれ、墜ちるのが身の証明、だが、あたしゃあ書くんは、本のためでもなく、商業のもんでもねぇ、そんな書く姿勢でありたいよ、先人の言葉のように思えて、すまねぇな。
バスを降りる時が近づいてきたでな、
それじゃあな、夕暮れが早く落ちる今日この頃。
虚無と空気