Planet~僕のプラディアナ~ ②

Planet~僕のプラディアナ~ ②

第二話   出会い


これは約一ヶ月前のできごと。
 「・・・ねぇ・・・ねぇって・・・。」
 その夜僕は夢を見た。
 ある女の子が僕に言った。
「私を助けて!!早くしないと消えてしまう。」
「え?何が?」
 言葉の意味もわからず身を覚ました。
 何も気に止めず、いつものように学校に行った。
 いつものように授業を受け、いつもと同じような日を過ごしていた。
 
 が、その時。不意にあるものが目に入った。
 手の甲に何か、黒い斑点。
「なんだこれ。刺青?っなわけないか。」
「まぁ、そのうち消えるだろう。」
 学校は終わり、5時間ほど時間が過ぎた。
 飯食った。宿題した。風呂入った。あとは寝るだけ。
 布団に入り、寝ようとした。
 が、そんなことさせてくれなかった。
「待って!!」
「うわっ!!!!!!!!!!!!」
「私はプラディアナ。よろしく。」
「プ・・・プラディアナ・・・?」
 プラディアナはそっと頷く。
「どうやって入った!!!」
「どうやって。って。空から。」
 そう言ってプラディアナは窓の外を指差す。
「昨日夢の中であったけど・・・。覚えてない?」
「夢・・・。」
 僕、考え中。
 プラディアナは僕の手を握る。
「これ!!気づかなかった?」
「これ汚れじゃないのか?」
「これは私が付けたの。昨日」
「は?」
「あなたは選ばれたの!!あなたの宿命は、私を救うこと。プラディアナという惑星を守ることよ!!]

Planet~僕のプラディアナ~ ②

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-11-17

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