過去の弾丸

はじかれるようによみがえる
恥の記憶
後悔

逃げないで
味わってみる

そうしないと
プラスチックのゴミのように
永遠に
私の心の中を
さまようから

瞬間
びくついて
そうして味わって
土にかえすみたいに
消化させた

過去の出来事達の残骸に
私は
たびたび襲われる

弾丸のようなそれらを
たまには避け
たまには受け
ゴミ分別して
こなしている

顔を背けたい
あの時
かの時

今この時も
いつかきっとそうならん

過去の弾丸

過去の弾丸

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-10-23

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