blueblay

撃ち抜かれたような感覚、
目も開けられないような光線、
僕だけの世界だと認識、錯覚していた

青が入り交じる爽やかな時、
公の常識が、非常となる。

理解しなくていい、いや
するだけ無駄だとするなら
何故ここまで辿り着いた
運命と呼ぶには軽薄で、
偶然とするには余りにも、
我々は。

首を絞められたような状況
息も吐き出せないような構造
私だけの世界だと理解、誤解していた

赤の点滅を信じていた時、
明らかな朝靄が、現実となる

愛さなくてもいい、いや
誰かに介抱されたとしたら
目を閉じて自由になれ
滑稽と呼ぶには理不尽で、
弱者だと云うには余りにも、
不条理で。

人生の最中、
全てを悟り、歩くことをやめた日、
何も間違ってはいない

永遠の夢想、
ありのままを受け止め、自らに優しくした記憶、
薄れていく夕暮れ

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-10-22

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