睡眠不足

章子

夜中
ふと起きると
何か忘れていたような気がして
眠りの中から
抜け出してしまう

けれども何もない
戻ろうとしても戻れない
眠りの世界

ふと、何か取りこぼしたような気がして
起き出してしまう

どこかに置いてきて忘れてしまった何か
眠りから覚めた時
私はしがみつくみたいに
睡眠を捨ててしまう

何日も何日も

私はぼんやりとした頭で
日中
あれは叶わなかった夢達なんだと
気づき
さめざめと泣く

睡眠不足

睡眠不足

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-10-19

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