洗濯機

なんか聞こえたんで

私が洗濯機を買い替えたことで、姉も、
「うちも買い替えたいんですけど」
という事を言ってきた。

つまりアマゾンプライムで買えと言う事だ。いいけど、どういうのが?どういうのがいいんでしょう?ラインを送ると、
「同じのでいい」
と来た。

という訳で、自分のと同じのを購入して姉の家を配送先にした。
「設置と、昔の洗濯機の引き取りもやってくれんすよね?」
「やってくれるよ。ただ、設置時配管が普通じゃなかったら3000円。廃品引き取り3000円です」
一万円準備しておいたらいいと思う。一万円札じゃないぞ。チェ―センで。

その後少ししたら、姉から、
「届いたうひょー」
っていうラインが来た。

だもんで私は、
「一応購入者なんで、確認に行ってもいいですか?」
という連絡をして、そんで姉の家に行った。

「どうもー」
姉の家に上がると、彼女はリビングの方でタブレットでなんかゲームしてた。

姉の家は玄関入ってすぐ脇に脱衣所がある。そこに洗濯機があった。すでに使ってるらしい。周りに洗濯ものが散乱している。ただまあ、とにかく無事に届いたようだ。安心した。

蓋を開けるとすでに洗い終わった洗濯ものが入っていた。

それなのに彼女は洗濯を干すでもなく、ゲームしてた。

「干さないでいいんですか!」
姉こら!私がそう言うと、
「・・・フォートナイト・・・」
姉はタブレットから目線をこちらに向けてそういった。

「フォートナイト?」
ゲームか?ゲームの話か?

いや違う。干さないとって言ったんだよ。多分。姉がフォートナイトの話するわけねえ。姉がフォートナイトの話したらびっくりする。そんなオンライン洋ゲーの話したら凄いびっくりするわ。デッドバイデイライトの方がまだ現実味あるわ。いやそれも無いけど。

洗濯機

洗濯機

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-10-14

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