かんがえること

わたしがかんがえると
あたまの右側から小さなもわもわがぷくんと出て来て
空に吸い寄せられるように上へとのぼっていきます
 
時折それは黄金色のアコーディオンみたいなじゃみじゃみになって
空をはばたくようにのぼっていきます
鳥が鳴いたり涙が落ちてきたり
わたしのあたまのうえでせわしなくうごめくそれたちは
 
 
 
 
何?
 
 
 
 
 
かんがえることをかんがえていたら
もわもわも、じゃみじゃみも、鳥も、涙も
全部繋がって一つの大きな木のようになったので
木になっていた気を食べてみました
 
それからというもの
いろんな事がきになります

かんがえること

かんがえること

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-11-16

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