かんがえること
わたしがかんがえると
あたまの右側から小さなもわもわがぷくんと出て来て
空に吸い寄せられるように上へとのぼっていきます
時折それは黄金色のアコーディオンみたいなじゃみじゃみになって
空をはばたくようにのぼっていきます
鳥が鳴いたり涙が落ちてきたり
わたしのあたまのうえでせわしなくうごめくそれたちは
何?
かんがえることをかんがえていたら
もわもわも、じゃみじゃみも、鳥も、涙も
全部繋がって一つの大きな木のようになったので
木になっていた気を食べてみました
それからというもの
いろんな事がきになります
かんがえること