Alter Time Ⅰ
この物語には少し残酷な要素などが含まれてくるのでご注意。
真っ暗な場所にユウキはいた、ここが何処なのか、なぜ自分がここに居るのかそれすらも判らない
自分が今立っているのか倒れているのか、この場所わどこまで続いているのか、何も判らない
ここは何処なのか?そんな事を考えていると目の前にスクリーンのようなものが現れた
それにわ見知らぬ男が写っている、その男が誰なのかわ判らないけれど何処か懐かしい感じがした
そのスクリーンのような物は次々と現れそのスクリーンに写っている人達にわ全部見覚えがあるような気がした
するとそのスクリーンが端からどんどん消えていき次々と一枚一枚スクリーンが消えて行く
そんな中ユウキは見たこともない人達のはずなのに、その人達が写っているスクリーンが消えて行くのが自分が消えて行くように辛かった・・・。
「ユウキいい加減起きなさい!!」
そんな事を言われてユウキは目を覚ました、何かとても長く悲しい夢を見ていた気がする
しかしそんな思いも母の言葉で吹き飛んでいった
「明日、お父さんが帰ってくるのよ!」
その言葉を俺は一瞬理解できなかった、父親が帰ってくる?そんなはずがない
なぜなら石村家は俺と妹と母親でこの16年間ずっと暮らしてきたのだ
俺も妹も父親にわ生まれてから一度もあった事がなく、母親によるともう17年間この家にも帰ってきていないようで
理由は父親が世界をいつも飛び回っているって位大変な仕事だからのようだ
現に石村家は母親が働いてないのに3人分の食費や生活費がちゃんと支払われている
なので俺と妹は母親の話をいままで信じていたし俺らが生まれた時に来れなかったんじゃ会える事はまず無いだろうと思っていた
しかし今朝俺はまだ冬休みというのに母に叩き起こされたと思ったらいきなり帰ってくるというのだ
俺たちが生まれた時にわ顔を出さなかったというのにいきなり何もない平日に・・・
「じゃなくって俺の誕生日と新年じゃねえかよ!」
「あんた・・・いきなり何言ってるの・・・?」
その時ガチャッという音がし、部屋のドアが開いた
「お?お兄ちゃん起きてんじゃん!聞いた?お父さんが帰ってくるんだってー!」
「あぁー聞いたよ、でも今更になってなんで帰ってこれるの?」
「それが遂に仕事で長い休みを取れたみたいよ!お父さんもこの何十年間もあなた達に会えるのをすごく楽しみにしてたんだから!」
「ふぅ~ん、会いたいって言う位なら写真の一枚位くれてもいいと思うんだけどね」
俺たちの父親は何故か写真を俺たちに渡そうとしないのだ
「それは・・・お父さんにもお父さんの事情があるから・・・」
「まぁーそれはわかっているから別にいいよ、それより迎える準備しなくていいの?」
「そうだねぇー難しい話わ置いといて今は準備をして盛大に帰りをむかえようよ!」
それから、どんだけ!と言いたくなる位朝から晩まで父親を迎える準備をした
そしてもうすぐ12時になり新年と俺の誕生日が同時に来るそしてその日に16年間一度も会えなかった父親に初めて会えるのだ
時計が十二時を回ったその時皆がクラッカーを鳴らすと同時に家のインターホォンが鳴ったそれと同時に俺は真っ先に家のドアを開けた
すると今はもう十二時を過ぎた真夜中のはずなのに空が明るく光っていた
俺はその意見もわからずに光がどんどん地上に近づきすべてを飲み込んでいくのをじっとみていた
ユウキはその異常現象を目の当たりにしてもう俺はもう死ぬかもしれないと思い
とっさに父親の方を見た、最後に一度位は父親の顔を見てみたい
しかしもう光はほとんどの物を飲み込み、父の姿をシルエットでしかもう見ることは出来なかった
そして全てが光に飲み込まれ、意識を失う
そして次に目覚めた時、目の前にはすべての家やビルが崩れて誰もいなくなった
瓦礫の街が広がっていた。
Alter Time Ⅰ
読んで下っさってありがとうございます
今はあまりおもしろくなくても段々面白く書けるようにがんばるのでよろしくお願いします!