木枯らしの丘
葉を落とした樹の幹を
労るように 弔うようにさする
まるで自分の背中に
そうしているかのように
いつか冷たくなるだろう自分を
寂しくそこに重ね合わせている
おもむろに振り返るとそこには
私の影が 寂しく伸びているばかりであった
木枯らしの丘
葉を落とした樹の幹を
労るように 弔うようにさする
まるで自分の背中に
そうしているかのように
いつか冷たくなるだろう自分を
寂しくそこに重ね合わせている
おもむろに振り返るとそこには
私の影が 寂しく伸びているばかりであった
木枯らしの丘