やっぱり大好き
「一樹?」
振り向くと笑顔で掛けて来る浩菜がいた。
「もう終わったんだ」
「うーん」
「お疲れさまー」
「ありがと」
生徒会副会長の浩菜は放課後、仕事を終えたので、待ち合わせの学校近くの公園に来たのだ。肩を並べてまだ明るい帰り道を歩いていると、思い出したように一樹が言った。
「あ、昨日、聞こうとしてたことってなんだった?」
それは昨日の夜、電話で話していた時のことだ。
「……え?そんなことあったっけ?」
「うん」
「えー、なんだろ。覚えてないや」
浩菜は分かっていたが、わざととぼけた。一樹は気づいていないようだった。
「ふーん。浩菜らしくないな」
「……そう?」
一週間前。放課後に友達の歩美と話していたときのこと。
「あのさ、浩菜。言いにくいんだけど……ね」
「なあに?」
それは数日前に一樹と元カノが手を繋いで歩いているのを目撃したのだという話だった。一樹と付き合って3ヶ月。何かと難しい時期かもしれない。そのことを一樹に聞きたいのだがなかなか聞けずにいた。
一樹は私のことどう思ってるのかな……
……わかんない
浩菜は悩んだが、意を決して聞いてみることにした。もうこの際、傷ついてもいい。
「一樹」
「ん?どうした?そんな神妙な顔しちゃって」
「一樹は私のこと好き?」
「うん。好きだよ」
「元カノも?」
「……」
一樹は何か勘づいたようだった。沈黙が流れる。
「……ごめん……」
「……」
「ごめん。そういうつもりじゃなかった」
「……じゃあどういうつもりなの?」
浩菜の瞳には涙が溢れそうになっている。
「ごめん。正直に話す」
一樹はゆっくりと話始めた。
「向こうから連絡があって、会って話がしたいって言われたんだ。俺は一度だけならってことで会ったんだ。けどなんか俺のことまだ好きみたいで……」
「それで終わったの?」
「……」
「私に隠してたのそれだけ?」
「……」
「ねぇ!」
「……しちゃいました。ごめんなさい!」
えー
しちゃったとか言ってるし……
やりまくった関係とは少し聞いてたけど……
浮気したのかどうかを聞きたかっただけなのに……
意味分かんない……
「ごめん!!」
一樹は顔をふせて謝り続けてる。
「どうする?」
浩菜は意地悪っぽく言った。
「浩菜が決めて。俺はどうなってもいい」
やっぱり一樹だな……
ちょっといじめたくなってきた……
あー
どうしてこんなにダメ男好きになっちゃうんだろう
歩美もそこがいけないって言ってくれてるけど
「一樹。私と元カノどっちの方が好きって気持ち強いの?」
「浩菜」
一樹は即答した。さっと顔を上げた。その潤んだ目は嘘ではないみたいだった。
「うん。私も好き。だからずっと一緒にいたい」
一樹は黙っていた。
「だからもうダメだよ」
「……はい」
一樹は浩菜を抱き締めた。
「ありがとう。ごめんな。二度としないから」
「嘘です」
「……え?」
「うーそ」
浩菜はわざと混乱させるようなことを言った。
「嘘って?」
混乱してるー
一樹超かわいい
「どういうこと?」
「それも嘘ー」
「それもって?え?何が?」
「これからもよろしくね」
「あ、はい。……っていやいやそうじゃなく……んっ」
浩菜はまだ喋ろうとする一樹の口を、自分の口で塞いだ。
「……んんぅ……」
一樹は少し混乱したままだった。
そして浩菜の柔らかい唇が押し付けられるたび、浩菜にとても申し訳ないことをしたのだと自分を責めた。自分のことを想ってくれている浩菜を傷つけてしまった。元カノとはもう縁を切る。
一樹は心から反省した。自分を情けなく思った。償わなきゃな。なんでも言うことを聞こう。そんなことを考えながら、浩菜と舌を絡めあった。
長い道端でのキスが終わると、一樹は言った。
「俺、浩菜の願い事なんでも聞くよ」
「……なんでもいいの?」
「うん」
「じゃあさ、あの……」
「うん」
浩菜は顔を赤らめて呟くように言った。
「……私……恥ずかしいんだけどさ……一樹と……また……したい……」
一樹は少し驚いたが、これ以上浩菜を傷つけてはいけないと思った。一樹は浩菜の腕を掴んですたすたと歩き始めた。
「ちょっ、一樹、はやいよ」
「……」
「ねぇ、ちょっと待って」
「……」
5分ほど二人は早足で黙って歩いた。一樹は誰もいない自分の家に上がらせ、部屋に連れ込んだ。
「浩菜」
一樹は部屋に入るなり浩菜を強く抱き締め、キスをした。
「っん……一樹」
浩菜は元カノへの嫉妬が混ざっているのだろうか。絡める舌は激しさを増していった。
「んぅ……」
浩菜の愛しい声に、無意識に大きさを増していく一樹の肉棒。浩菜は下腹部に硬いものが当たっていることに気づいた。
「一樹……何か当たってる」
浩菜はそれがなんなのか気づいていたが、あえて言った。
「ごめん。浩菜がかわいすぎて」
「ずるいよ。そんなこと言わないで……」
浩菜は慣れない手つきで一樹のベルトを外した。制服のスラックスの上からでも十分に勃起していることが分かる。一樹のブリーフは押し上げられていて少しおかしかった。
ペニスがあらわになると浩菜も一樹も心臓がどくどくと波打った。浩菜は一樹の肉棒を握りしめ、上下にこすった。
「一樹、気持ちいい?」
「うん。なんかぞくぞくする」
浩菜は一樹の性器に刺激を繰り返した。そして肉棒を口でくわえた。
「ぅむ……ふぅ……かじゅき……どぉぅ……?」
「浩菜……はぁ……上手だよ」
「んぅ……れろれろ……ほんと?……嬉しい……ちゅる…………んふぅう……」
幼さが残るが彼女なりの積極的な舌使い。そんな浩菜の真剣なまなざしに一樹はさらに自分を責めた。
「……ごめんなぁ」
「……んぱじゅる……もうしないんでしょ?……」
「うん。絶対しない」
「……んむぅ……なら許すぅ……」
一樹の二つの玉も揉みしだかれた。
一樹も浩菜もその制服を着ながというシチュエーションにさらに興奮した。
「浩菜、今度は俺の番」
「え!?……ちょっと待ってよー」
一樹は浩菜をベッドに倒した。制服を雑に脱がせていく。
「ちょっと一樹……あぁ……いやん」
浩菜は制服から下着や、かわいらしい乳首が見える大胆な、いやらしい姿になった。浩菜を仰向けに倒し、胸を揉み、身体中をチロチロと舐める一樹。
「うぅんん、あぁ、はぁ……くすぐったい……ょぉぅー……」
舐め続ける一樹に、それを少し拒む浩菜。恥ずかしがりながらも耐えている。そして、一樹は浩菜の中心をを舐め始める。
「ぁん……いゃ!……えぇっ……なんかっ……ぉかしぃ!……いやだ……だ、だめぇ……んあぅ!……ふぅっ……!」
浩菜は絶頂に達してしまった。一樹の顔に浩菜の愛液が降り掛かる。
「……はあぅ……そんなに……見ないでょー……ぅん……はぁはぁ……」
「浩菜……かわいいよ……」
「ううぅー」
一樹は浩菜を四つん這いにさせた。そして肉棒を浩菜の性器に擦り付ける。
「……あぁん……」
浩菜は擦り付けるだけで沸き起こる快楽に溺れていた。
「……もぅだめぇ……もぅ……だめだょ……かじゅき……きてぇ……欲しいょぉ……」
浩菜はもう性欲の限界がきているようだった。浩菜のセピア色の肛門もひくひくと疼いている。
「……はやくぅ……おねがぃ……」
「うん」
一樹はゆっくりと腰を押し出し、肉棒をヴァギナに挿れていった。「ああぁーん!……ううっ!……はぁ……きたぁ!……かじゅきぃ……!」
ぬぷぬぷと浩菜の中に入っていくが、ぎゅうっと締め付ける感覚を肉棒全体で感じる。そしてゆっくりと腰をグラインドさせ始めた。
「浩菜ぁ……気持ちいいよ……」
「あんあんっあん……あたしもぉ……」
一樹は肉棒を出し入れするたび、浩菜の中がさらに熱くなっていくような気がした。
「あんぅ……あんっ……」
浩菜の色っぽい声にさらに興奮して一樹は激しく腰を振る。
「あんあんあんぁんっ……やだぁー……おかしくなりそぅー!あんあんーぅっ!……ぉかしくなりそぅっ!……あん!」
しばらく二人で腰を振り続け、一樹は言った。
「……浩菜……もうだめだ……イキたい……」
「あんっあんあん……い……ぃいよ……うんっ……一樹のほしぃ……」
「……イクっ……」
───ピュるドぷッちゃルひゅゥるピュるるトクンヒュうッ───
一樹は浩菜の中に精子を放った。
「ぁんあんあん、ああーぁん……出てるぅ……一樹の精子がぁんあん……あたしの中にぃー……たくさん出ちゃってるぅ……あんあん……」
一樹は射精しながらも腰を振ることを止めなかった。浩菜のヴァギナは一樹の肉棒をしっかり捕らえて離さない。
「ああ……浩菜ぁ……大丈夫?……おマ●コ、キツくない?
「あぅんっ……はぁん……ぅん、キツいょ……すごくぅ……。……でも、一樹のすごく気持ちいいから気になんない……んふぅ……!ぃやぁん!」
一樹がゆっくりと腰を引くとき、擦れたのが余程気持ちよかったのか、また大きな声を出した。
「ああぁん!……だめぇっ……もっとゆっくりぃー……!」
浩菜はそのまま、また絶頂を迎えてしまった。少し時間を掛けて肉棒が抜かれるが相変わらず、声が出てしまうようだ。息が上がっている浩菜を見る。
「はあぅぅー」
「浩菜……」
「元カノと比べちゃ嫌だよ」
「分かってる……ごめんな」
「気まずいのも嫌だ。……だからもう許す」
「ありがとな」
「ねぇ、もっかいやろう」
「うん」
浩菜は一樹の肉棒をまた口に含んでいった。
やっぱり大好き