非日常3

小学生が教室で考えそうな空想。

ひらがな一文字だけしか話せないってなったら何をとる?
俺は「ぞ」をとる。
もし、外国でなにも持たされず、ひらがな一文字だけを使うことしか許されない状況におちいったとする。
この場合俺は迷わず「ぞ」をとる。
まず、外国に捨て置かれた時点で全裸っていう設定だから服をゲットしなければいけない。
じゃないと最悪、凍死かゲイの餌食になるか逮捕される。
服をゲットすると、三大生活基盤の衣食住のうち衣を制覇したことになるからあとは予定調和。 イージーゲーム。
それで、ひらがな一文字だけで、いかに文化的に、暴力を行使しないで服をゲットできるかを考えると、俺が選ぶひらがなは「ぞ」しかない。
何故かはこれを読んでる賢明な人ならわかるね?
そう、「ゾゾタウン」を使うためだ!
連れてこられた外国が、ケニアやソマリア、南アフリカ共和国や…挙げるときりがないけどアフリカの土地なら、最悪、原住民から衣服を奪うけど、ネットが普及している国なら「ぞ」さえあれば勝ったも同然。
あとは、ナンパで培った人間観察力とコミニュケーション能力を駆使し、やさしそうな人に話しかけるだけ。
まずは挨拶をする。
次に自然な流れで自分の股間を指差し服を着てないことをアピール。
さらに、「ぞぞ」と発音。
「ぞぞ」のあとに、そのへんのビルを指差すことにより「タウン」の代用。
外国人は「こいつ、ゾゾタウン使いたいんやな」って思うはず。
これで、服ゲット。勝利。
もし、無理なら逮捕されて強制送還っていう手がある。


おしまい

非日常3

つづく

非日常3

シュール、もしくはイカれた主張。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 青春
  • 青年向け
更新日
登録日
2012-11-16

Copyrighted
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