帰去来 やましたたかゆき 幼児は母親の見える空間が全ての世界と信じていた今知らない街で暮らし僕の世界は測りきれないほど膨らんだでもそれはいつかはじけて消えてゆくぼくの空間はやはりあのわずかな空間なのかもしれない 帰去来