安定の君
どうしても…
どうしても…
心の中で消し去る事が出来ない君の笑顔
ただただその笑顔が見たくって
喜んだ笑顔が見たくって
笑顔と言う名の安らぎが欲しくって
欲望ではない
本能的に涌き出る気持ちの雫は
流れ落ちる前に枯れ果ててしまったのかもしれない
枯渇した気持ちの変わりに
想い続ける選択をした本当の気持ちは
いつまでも変わらない
枯渇したと思い込む事で気持ちに嘘をつく
あの時に見た君の瞳
ちょっとぶっきらぼうな口調
君から発する心地好い匂い
脳裏に焼き付く無邪気に振る舞うしぐさ
すうっと吸い込む独りだけの空気は
無色透明で何の変哲もない
ただ寂しさと切なさが雫となって
目から流れ落ちるだけ
どうしても…忘れられない
どうしたら…忘れられる?
どうしたら…また逢えるの?
どうしたら…
…どうしようもないんだね…
だって君はもう…
安定の君