手を引いて

夏も通りすぎ 今も隣にいる
何度も忘れようとした あの思い出を
一瞬で塗り潰した 君は 群青の空 純白の雲

人はいつか気付き 全てを愛してしまう
それが今だとするなら きっと僕は君を愛してる
息を吸って吐いた 僕は 目を瞑りながら歩いている

この先に僕は何処へ行くのだろう
良ければ連れていってくれないか 手をひいて

季節は移り変わり それでも傍にいる
何でも伝えようとした この感情を
一緒に生きていた 日々は 刹那の夏 永遠の秋

人はいつか悟り 涙を流してしまう
それが今だとするなら きっと僕は君を愛してる

色を付けて描いた 絵は 僕と君が笑顔で過ごしてる

この先に僕は何を持ってくのだろう
良ければ連れていってくれないか 手をひいて

手を引いて

手を引いて

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-09-20

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