渇き 渡逢 遥 愛する方が愚かであっても愛される方が愚かでなければそれははじめから 底の抜けた空き瓶にひたすら水を 流しつづけるようなものだその瓶が倒れるか 持っていかれるかするまでがおまえのみている 幸福な夢だ 渇き