祈り

渡逢 遥

宛名のない 書きかけの手紙を

書いていたこともわすれて

捨てる

ずっと待っていた だれかが終らせてくれるのを

その手紙を拾いあげた だれかが

つづきを書いて

宛名をつけて

わたしの物語を そっと終らせてくれるのを

祈り

祈り

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-09-15

Copyrighted
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