当然僕らは淫らに喘いで


今世紀最大(こんせいきさいだい)の思想を込めた語り草は
虚言癖(きょげんへき)だと締まって片付けられた

括り付けた(くくりつけた)荷物はプライドが邪魔をして
背負(せお)不格好(ぶかっこう)を許さない


毒を()み続けた
灰の様な味のする肉
ソースはお好みでかけるもんだ
不渡(ふわた)り切って()し歩く
不様(ぶざま)だって笑ってしまった
10年後の自分になるだろう
お前さんを



唐変木(とうへんぼく)な僕らを抱いて
理論値(りろんち) 議論(ぎろん)討論(とうろん) ロジック
「当たり前」に飲まれて塞いだ
異論(いろん)異貌(いぼう)はまるでマジック
消えそうなくらい痛い主張だ
見窄(みすぼ)らしさの中に 美しさを見出(みいだ)せたなら
テンカウント
ノックダウンまで 命を(さら)して生きる
テンカウント
ノックアウトまで 命を突き立てて笑う


少年期に(こじ)らせた僕らの歌い方は
酔って(たか)った(はち)の様で

括弧(かっこ)の取れた格好(かっこう)だけが
プリントされた生き様を物語(ものがた)


違和感(いわかん)と書いて自堕落(じだらく)と読む
言い訳付きのおまけ作品
寝て起きるだけのクリアな日常が
腐った海をまた腐らせる
飽きただなんだ呟くだけなのは
お前さんもかい



当然僕は(みだ)らに(あえ)いで
ニッチとサッチがどうなったって?
悔しくないから泣きもしない
アッチとコッチがセックスしたって?
ぼやくだけで変えようとはしない
(みにく)さの境地(きょうち)は美しさだと分かったんだ
テンカウント
ノックダウンまで 命をダウンロードして
テンカウント
ノックアウトまで 命をリボ払いで延命する



病なんて友達だ
首についた(なわ)は誰が付けた?
凡才だ って信じていた
無能な僕らはタバコを()かしてる
無闇矢鱈(むやみやたら)ってなんて読むんだ?
疑問は議論(ぎろん)を呼ぶはずなのに
どうでもいいやが口癖なのは
過去になんかあったんだろう

詮索(せんさく)なんて…なんてナンセンスだ
(もや)に隠したのはお前らだろう
それなのに「何も知らないくせに」って
恥を撒き散らし怒り狂う


ああ ポイズン
それは毒だって
おい 待てよそれは毒だってば
分かっていながら(すす)ったのかい
死にたいと笑うお前さんたち



唐変木(とうへんぼく)な僕を抱いて
当然僕は(みだ)らに(あえ)いだ
渾然(こんぜん)とした言葉を(かざ)って
大体僕らは性に(おぼ)れた
大将、此処らで歌を歌って
その(こじ)らせた括弧付け(かっこつけ)ソングを
なのになんでだ 枯れ果てたはずの
涙が地を()らし 弁償(べんしょう)もんだ
これ以上何で払えばいい?
腐った過去も 溢れた涙も



宣誓(せんせい)、僕らは欲の(けもの)
喰って(くって)寝てイって
ああ、これでまた明日を迎えられる
喰って(くって)寝て抱いて 抱いて、抱き飽きて…



泡銭(あぶくぜに) 掴んでは
それを液体に替える僕らは
しがみ続けたヤニを()てて
一応前を向いて生きてみようとする

当然僕らは淫らに喘いで

当然僕らは淫らに喘いで

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 時代・歴史
  • 成人向け
更新日
登録日 2020-09-13

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