【連載】高千穂峡のすみれ草 007

万田 竜人(まんだ りゅうじん)

007 国連において「平和を希求する国家」としての常任理事国入り

アメリカ大統領として、後世における 「リンカーン人気」 はベストであり辛口
のアメリカ人でもベスト3にはランク付けしている。

リンカーンについての稿は、次回に詳述するが、菅官房長官との最大の共通
事項は・・・

最初、町の有力者に、これからの町の発展のためには、リンカーンが政治家
として活躍することが必須と云われて選挙に立候補するものの落選すること
になり、リベンジ戦では、徹底的な 「戸別訪問」 で当選している。

菅官房長官も、また、政界への進出にあたって、戸別訪問に徹して難しいと
云われていた選挙区で当選を果たしている。従ってリンカーンと菅氏に共通
した政治への加わり方には 「圧倒的な熱量がある」 ということだろう。

安倍総理も政治力において、世界を地球儀的な俯瞰を意識において圧倒的
な熱量で世界を駆け巡って来た。そして、今、安倍総理は・・・

後継への総理引継ぎにおいて 「シームレスな政権の継承」を唱えているが
むしろ、菅氏が総理に就任した時には、菅さんと安倍さんで、より糸の様に、
捻じれ合わさって、政権を引っ張って行く必要があるのではないか?

具体的な事例として・・・

読売新聞の朝刊(2020年9月12日)に 「敵基地攻撃 結論先送り」とある
が、これなどは、菅氏が 「新型コロナ禍の克服」と「コロナ後の経済復興」に
重点をおいて(現)安倍総理は副総理待遇で特任大使として地球儀的外交
を継続させて行く必要があるのではないか?

そして、より・具体的な話題を挙げれば・・・

敵基地攻撃のための 「ミサイル基地」 を日本国内に設置して、今までの
防衛装備として考えてきた 「地上配備型迎撃システム」に替わり得るもの
として、国内議論を重ねてきたが、結論を出すことを先延ばしした。

この結論の先延ばしは、正解であったと考えるが、私の代替え案は・・・

日本国憲法の定めを超えて、国連憲章を考え方のベースにおいたもので、
先ずは「自衛を基本において」「他国との協力による防衛」をこれに加える
ことが許されているが 「他国からのミサイルによる攻撃」 に、対しては、
この二段構えの防衛は極めて難しい。

現在、戦闘機による防衛は、他国からの脅威に対して、スクランブル発進
を繰り返しており、他国の援軍による危機回避の事例はない。

しかし、具体的な事例として尖閣諸島などへの他国からの上陸を目指した
攻撃が予測された時や上陸に到る行動が見られた時には自衛による行動
と合わせて、他国との共同作戦が必須になってくる。

それでは、北朝鮮・他からのミサイル攻撃が予知された時に現状において
「アメリカからのミサイル攻撃」のみが頼りである。

しかし、最近のアメリカと北朝鮮との関係においては・・・

◇アメリカに直接的に飛来出来る可能性のある長距離ミサイルについては
開発の段階から拒否しているが、短距離ミサイルなどの日本を攻撃可能な
ミサイルの試射実験については容認している可能性も否定出来ない。

◇これは、アメリカにとって、北朝鮮が日本を攻撃した場合に、即、アメリカ
からの長距離ミサイルによる反撃があるため、北朝鮮は、それでもミサイル
を発射することはないであろうと見込んでいることも否定出来ない。

◇しかし、日本にとっては北朝鮮からのミサイル攻撃を完全否定出来ない
限りにおいては、常に北朝鮮からのミサイル攻撃を予知して、それを防御
するための先制攻撃は、日本自身で 「予知」「事前に反撃」のプロセスは
維持しておく必要がある。

◇この対応策として、日本政府で、最近になって検証が行なわれた国内
へのミサイル配備については極めて時間を要する可能性が考えられる。

◇しかし、一方でミサイル攻撃に対する防衛システムとしての地上配備
型迎撃システムは、その配備をとりやめており、現状では、北朝鮮など
からのミサイル防御については、アメリカ軍に頼るきりない。

それでは、どうするか?

アメリカ軍が、アメリカ大陸の本国では長距離ミサイルに重点を置いて
いる以上は、日本国として米軍のグアム基地に日本からの駐留部隊を
派遣・恒久的なミサイル防衛のための駐留を 「日米の共同チーム」と
して設営・任務に当たる必要性が高まってくると考える。

この場合も、日本国内における国民からの理解は大前提として日本国
とアメリカ合衆国のトップによる会談は必須であり、両国の軍略専門家
による軍事情勢の分析も不可欠になって来る。

また、このトップマターにおける話し合いにおいて日米で(現)安倍総理
と(現)トランプ大統領の間で築いてきた信頼関係は、これからの両国に
おける新しいトップ間においても従前の関係は、その基礎を成すもので
あり・・・

実際のトップマターの交渉においては(現)安倍総理が引き続き副総理
待遇級の特任大使としての続投は不可欠になってくると考える。

そして、このミサイル問題を乗り越えた時に、唯一 「平和を希求する」 
常任理事国候補としての存在感を増して行くのかもしれない。

(続 く)

【連載】高千穂峡のすみれ草 007

【連載】高千穂峡のすみれ草 007

安倍総理の今までの地球儀的な俯瞰外交をベースにおいて、これを政府としての恒久的な情報活動に昇華させ、国連において「平和を希求する」常任理事国入りの基盤作りに持って行くには・・・

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2020-09-13

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted