腕の長さは無限大 佐秋 憧れのように隔たった小さい頃の僕という名前の少年の写真だ楽しいのか悲しいのか嬉しいのか寂しいのか私は何も覚えていない小さい頃の僕の写真は私の代わりに故郷に巣喰っている詩も、作らずに済めばそれが良い 腕の長さは無限大