織姫は花を摘みながら…

木星先生

夜の帳の下、蘇芳花は依然として… 

夜の帳の下、蘇芳花は依然として… 

丑三つ時、
朧月が闇夜に穴を開け、
僕は君の真っ赤になった瞳に映る水月が
揺らぎ、
滲み、
大地に堕ちていく様をただただ見つめる。

今夜は満月だ、君と満月を見たのは何度目だろう。

愛とは薄情なものだ、
恍惚な体験は人を騙し欺き堕落させてしまうのだ。
僕はまた罪を犯した。
僕を軽蔑してください。
僕に裁きを与えてください。
僕を殺してください。
僕は生まれるべきではなかった。

君とあふれんばかりの愛の盃を交わしたあの日、

僕は君に何を誓ったのであろう。

君の抱擁を欲し、憎愛したあの夜も薬の幻影だったのか。

欺瞞で固めた自己からの逃避によって築いたニヒズムを君は崩してくれた。

でも浮気したぜ

はい。しね。

織姫は花を摘みながら…

織姫は花を摘みながら…

  • 自由詩
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  • 冒険
  • 成人向け
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  • 強い性的表現
  • 強い反社会的表現
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