眠気と蝶

白い蝶。平和な気分だ。何かいい事があるような気持ちにさせてくれる。

明日は期末テストだ。僕は重苦しい悪夢を見た。確かテスト中に眠くなって、起きたらテストが終わっていたという夢だった。
「これは何かの暗示だ、テスト中は気をつけよう」
僕は丁寧に今日のテストのレジュメを見て、必要な参考書などをカバンに詰めた。
学校の行き道、友人のMに遭った。
「よう!勉強してきたか?」
Mは僕に聞いた。
「それなりにね」
テストが始まった。
案の定と言えばいいのか、開始15分で強烈な眠気に襲われた。昨日一夜漬けしたからなぁ……。

学校の窓から見える外には白い蝶が舞っていた。僕はいつしか眠っていた。

眠気と蝶

眠気と蝶

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-11-15

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted