弱い優しさ
僕ら生きているならなるべく優しくしたい
いまいち取り柄がなくても
圧倒的な才能がなくても
たまに思っていることを形にして歌っていたい
だから終わったって許してあげよう
まだ始めよって思ってあげよう
有限の青い時間で歩いていれば
悟った顔をして黄昏れててもいいよ
頬杖を付いて理解していれば
泣いた君を無理やり笑わせていいよ
どうせ全ては終わるんならば
僕ら憂鬱だからこそ君に優しくしたい
いちいち馬鹿になっても
感傷的な映画を見ても
あの日空に羽ばたいた君を忘れたくはない
だから死んだって許してあげよう
その分生きよって思ってあげよう
夏日の怠い気分で話してみれば
諦めた感覚で草臥れててもいいよ
常に無理して頑張っていれば
不幸な君を無理やり幸せにしていいよ
どうせ全てが無くなるならば
弱い優しさ