玉子2️⃣

玉子タマコ 2️⃣



-巴女子ハメコ-


 巴女子の身体も玉子と同様に、その性歴に似た淫靡な脂肪がまとわりついて奔放に豊満なのである。玉子があからさまに尻を揺らして浴室に消えるや否や、その猥雑な下腹を歪めて、巴女子が男にしがみついた。「どうしたんだ?」「だって。もう、心底、耐まらないんだもの」焦がれる声音でキスをせがむ。邪悪な紅い舌で男の情欲に点火しようというのか。息が詰まるほどに口を吸い、濡れた舌を散々に絡める。唇を舐めながら男の手を乳房に誘い、「今日の私って、とっても変でしょ?」と、男の股間を淫靡に探るのである。
 「朝からだ」「違うわ。喜濡さんからあの女の話を聞いた夕べからだわ。不意に媚薬を盛られたみたいなんだもの。身体中が変に痺れてるの。神経が、何だか、酷くうわずってるんだもの」と、淫らにはみ出た乳房を委ねながら熱い息を垂れ流す。「来る途中の神社でも、したろ?」「そうだったわ」

 玉子の家に向かう車中で、女は運転中の広野の陰茎を引き出して口淫を始めたのだ。
 「どうしたんだ?」「厭なの?」誰から教えられたのか、危険な遊戯がこの女をさらに淫乱に変幻させるのである。
 そして、道沿いの寂れた神社の死角に隠れ込んだ二人は、慌ただしく交接に及ぶのだった。 「あまり長くなると遅れるぞ?」「いいのよ。あんな女。喜濡さんだけの頼みだったら、即座に断っていたわ。でも、あんな人が裏にいるんだもの。それが、たっての頼みだからって。だから、断れ切れなかったけど。あなた?どうしてなの?たかがこんな町長選のために、私達がなんでこんなことをしてるのよ。あんな女。待たせるだけ待たせるがいいんだわ。それより、あなたがあの女とする前に、することがあるでしょ?」「夕べもしただろ?しかも…」「しかも?何よ?いくら何をしたって、済んだことでしょ?夕べは夕べ、今は今なの」
 「嫉妬しているのか?」「当たり前でしょ?良人が初めて会う女と今にも、しかも眼前で交わろうというのに、嫉妬しない女がいるかしら?」「そうよ。あの頃の生娘みたいに嫉妬に狂っているわよ」
 巴女子は錯乱しながらも、初めて味わう異様な挿入を堪能するのである。その耽溺はいつ果てるとも知れない。巴女子が許すまで広野は射精できないのだ。これは、最も切実な二人の性癖なのである。

 「でも、とんだ邪魔が入って射精は出来なかったでしょ?」「不可抗力だよ」「あれは事故だったのかしら?それとも?」「忌まわしい事件の序章だったのか?それとも?」「終幕だっのか?いずれにしても、あんなに惨めな思いをしたのは初めてだわ。まるで生殺しにあってるみたいだったんだもの。あなたはどうだった?」「今までにあんなに陳腐な交接などしたことはなかったでしょ?」「そうだな」
 「それというのも、みんなこの町長選のせいじゃないの?」「それとこれは別だろ?」「随分と落ち着いているのね?」「それとも、すぐにあの女抱けるから平気なのかしら?」「馬鹿な…」「そうなのよ。あの女もただならぬ気配を感じているわ」「だって、あの媚態は尋常じゃないもの。そうでしょ?」「いちいちあなたを誘惑してるのよ。いかにも艶かしく演じているんだわ。欲情をあからさまにして隠そうともしないんだもの。違うかしら?」「あなたを見つめる目だってすっかり湿ってるわ。それとも、私のいつもの嫉妬だとでも言いたいの?」「あの女は私達の淫らな思惑をすっかり見透かしているのよ。違う?」「きっと、陰毛だって汗ばむほどに濡れているに違いないんだわ」「あなたもそうなんでしょ?」男は何も答えずに乳房を揉み続ける。
 「あなたのこれだって。いつもとはいずまいが違うんだもの」「ほら、すっかり硬いわ。鋼みたい」
 男のベルトを外しにかかる。「これをあの女に見せてやりたいんでしょ?」「そうじゃないが。どうせ見せるんだろ?お前だって納得したんじゃないか?」「まあ。ぬけぬけと」
 「ねえ?どうなの?」「あの女のあの尻。あなた?すっかり気に入ったんじゃないの?」答えない男が乳房を吸いながら身体をずらして、袴の脇から手を差し込んだ。「尻を開いて舐め回したいんでしょ?」女は下穿きは着けていない。「痣が残るほどに吸いたいんでしょ?」指で膣を探る。
 乳首をなぶられながら、「そこよ。私のその奥が狂ったように疼いてるんだわ」男が秘密に指を入れると、「濡れてるでしょ?」「尋常じゃない。そんなにやりたいのか?」「とっても。だって、あの愚鈍で吝嗇な女を良いように騙して。この後にあなたがあの女とするかと思うと。憎らしいやら。訳のわからない愉悦も込み上げるんだもの」と、女が力を込めて股間を握った。「ほら。あなただってこんなに猛ってるわ」「憎らしいわ。そうだ。こうしてやる」女が男根を吸い始めた。
 「したくなったんでしょ?」
「でも、ここでは駄目よ。あの女がいつ風呂から出るかもしれないわ」「じゃあ?便所にしましょ?出てきて見つかっても何とでも言い訳が出来るわ」

 二人は便所に閉じ籠った。女が爛熟した尻をつき出して赤裸々にせがむ。強欲な獣のようなつがいは瞬く間に繋がってしまうのであった。


(続く)

玉子2️⃣

玉子2️⃣

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更新日
登録日
2020-09-05

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