非日常1

どんとしんく、ふぃーる
シュールさを突き詰めた作品です。

さっき深夜12時くらいに天王寺周辺を歩いていたら…。
プリンをお皿にのせたおっさんが俺の目の前に立ち止まり、歩行妨害をしてきた。
その上、お皿を逆さに向けてプリンを落下させるとともに、プリンが地面に着地するや俺の足元めがけトラップしてきた。
プリンは俺の足にへばりついた。
その様はもはやプリンではなくピリンだった。
ニュアンス的に緊張感が込められている、そうピリンには。
人によってはパリンだろう。実のところ俺もパリンではないかと思っている。プリン1割ピリン6割パリン2割だ。
残りの一割は俺の怒りの感情だ。
おニューのティンバーランドにプリンをご馳走になったとありゃあ、お返しにおっさんにティンバーランドの革の味を味あわせてあげなくてはいけない。鉄の味がする調味料も込みでな。
すかさず俺はナンプラーをおっさんに手渡した。
すると、様子を見ていた天ぷらとガンプラとチュパカブラを専門にしてそうな学生が俺の乳首に吸い付いてきて五臓六腑に染み渡り俺のガンは治った。

おしまい

非日常1

つづく

非日常1

シュールさを突き詰めた短文。 妙に日常とリンクされたお話。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 青春
  • コメディ
  • 青年向け
更新日
登録日
2012-11-14

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted