眠れない朝に綴った詩
夏の、残暑 木枯し泣くような童のたましい
海辺にさんさんと降り注ぐ太陽の、遠ざかっていった冷たい手の蒼白よ
貝のように眠りなさい 童の唄は永遠に
緑よ 透き通っていくのだね
おまえの、たったひとつの葉でさえ
弔いに燃え行く 存在の残り香 風に吹き消え
踏み締める草土だ 汚れていく足裏
踏み潰していく葉に涙は暮れゆく浄罪の瑠璃は
眠れない朝に綴った詩
夏の、残暑 木枯し泣くような童のたましい
海辺にさんさんと降り注ぐ太陽の、遠ざかっていった冷たい手の蒼白よ
貝のように眠りなさい 童の唄は永遠に
緑よ 透き通っていくのだね
おまえの、たったひとつの葉でさえ
弔いに燃え行く 存在の残り香 風に吹き消え
踏み締める草土だ 汚れていく足裏
踏み潰していく葉に涙は暮れゆく浄罪の瑠璃は
眠れない朝に綴った詩