隔たり

現実が見えてなくてさ

ちょっと目を離せば

すぐ居なくなるね

いつも空を眺めては

何もないのに

少しにやけて

何かを想像してるときもある

君の瞳には僕以外の
何かが写っているのかい

一人ぼっちが好きで

理想ばかりを求めているの?

分からないけど

君は憎めない奴だ

無邪気な笑顔がキュートで

時には突き放すけど

そこがいい

スレスレのところで
際どく来てる僕ら

たまにはストレートで
勝負したい

緩い球も受けてみたい

いつの間にか野球に例えてる

そんな僕はサッカー部

現実はそんなに甘くはない

時にはクラッシュボールもくるんだよ

きっちり身構えなきゃ

キャッチャーミットに
しっかり収まってもらえば
なにも言う事はないよ

だから僕はサッカー部だって

ハットトリックが
決めたいんだ君と

下ネタじゃ無いんだ

本当のハットだよ

勝手に決めてだって

そういう事言って

本当は照れてる?

呆れてる?

どっちでもいいよ

僕の事好きで居てくれれば


・・・そうか

まだ付き合ってもいないし

好きでも無いか・・・



ありがとう

隔たり

隔たり

  • 自由詩
  • 掌編
  • 冒険
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-08-24

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted