幸せの法則

痛くて冷たい
ラムネの瓶を
君の頬に近付ける
距離が夏だった
一枚の皮膚を
重ねて太陽になる
僕等の日々は
青くて透明な
ビー玉を転がした
眩しさに倒れても
ひとりじゃないから
この空が素晴らしいと
思えるのだろう
これから旅に出る
注ぎ足すことのない
時間があふれた今
手を繋いだ分だけ
遠くまで行きたい

幸せの法則

幸せの法則

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-08-24

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