生配信について

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無防備でいられるきみがうらやましい。マスク以外身に着けないままコンビニに行って、なんかの法律違反になって捕まる。全身の汗腺から飛沫を飛ばしているのか?ひとりがこわくてそんなことしてるのか、こわくないから孤独アピールしてるのか、ぼくにはわからないよ。
生きることがもうすでに生配信されています。
自意識過剰はある意味幸せなんだよね。さらけ出してしまいたい系の欲望は放物線になる。どこに向かっているのかはだいさんしゃしか知らない、きみの手から離れた瞬間、まってよと手を伸ばすのは、ばかみたいな条件反射だ。虹にはならないから安心してくれ。まあ、もともとそんな期待してないだろうけど。結末のために走っている自分はすっごくダメで、手にしている自分はすっごくすごいんだろう。語彙力がないからやばい。ようつべで生配信したいレベルにやばい。
エモいって感覚は色で示すと紫と水色とピンクのグラデーション。
インターネットにはだれかの結末がたくさん捨てられているから、ぜひ探してあげてね。世界を覆うクモの巣です。エゴだけがゴミ(結末)そのものに主張される。かわいそうなクモはやがて地球から追放されて、ゴミ(結末)が人間以上に増えて、やがては(自業自得)生命の存在を許された惑星(地球)には紫と水色とピンクのゴミ(結末)だけが存在するから、ぼくらは死ぬまでバンザイを繰り返さないといけない。ばんざーい。

生配信について

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すっごくすごい作品です。やばい。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-08-19

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