とんぼ

夕焼けの空を漂い
ふと肩に止まって
動かなくなる
こんな僕にも振り向いてくれたのか
身動きひとつしない
木や枝などと間違えたのなら
それでも構わない
お前の休息の場所に選ばれたのなら
喜んで迎えよう
君たちは何を感じ
何を思う
でも信じている
君は僕を歓迎している
そしてチャンスを与えてくれた
君たちの期待に応えて
役目を引き受けようじゃないか
まだこの場所にいていいんだね
ありがとう
君たちは僕の仲間なんだね

とんぼ

とんぼ

  • 自由詩
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2020-08-14

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